ラストアラシ（2004年生、母ワイオミングクイン）

ラストアラシ（2004年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最後＋嵐」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時11歳）と交配したワイオミングクインが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）宮村牧場。戦績は、中央平地18戦0勝、地方22戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年のメイセイオペラメモリアル(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮村美津子から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、宮村美津子から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、吉田昭一によって420万円で落札された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月6日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3歳（2007年）

1月11日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト白梅特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた14戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた18戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月2日、中9週で迎えた20戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4歳（2008年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月21日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたプリムラジュリアン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリリアントスズカを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた24戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、五葉山賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンエンパイアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイキングに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1六（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスピードリュウオーを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

7月19日、中3週で迎えた30戦目は、盛岡城跡公園レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた31戦目は、前沢夏まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた32戦目は、がっつり夏祭り2008レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1四（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた34戦目は、岩洞湖まつりレース（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドーリーゴンザレスに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた36戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、メイセイオペラメモリアル（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイトステルスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、中2週で迎えた37戦目は、一般B2十（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（13戦4勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた38戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2十二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2十二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（14戦4勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。