ミヤギフローカン（1986年生、母スガスター）

ミヤギフローカン（1986年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のカウアイキング（当時23歳）と交配したスガスターが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）福田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方29戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

8月19日、デビュー戦は高市圭二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高市圭二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルエットリボンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高市圭二騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラシングンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1990年）

4月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月2日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（1991年）

1月27日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蓑田早人騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた11戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6歳（1992年）

7月2日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた13戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、北の峰特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンリードに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月24日、中4週で迎えた15戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドダンディに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般B（上山ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のロングマスターズに5馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月12日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったムラノタニカゼから1馬身半差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般B（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレスユーから半馬身差の2着に敗北した。

7歳（1993年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンアスカに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノキーポイントに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月8日、中3週で迎えた25戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、ジューンカップ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた27戦目は、神保忠三騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（10戦5勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノキーポイントに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中6週で迎えた29戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグリンカイザーに4馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

9月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3ロ（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーフォースをハナ差制して1着ゴールを果たした。

10月18日、中1週で迎えた32戦目は、一般B（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（12戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーフォースに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（13戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウアズマに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月29日、中1週で迎えた35戦目は、月岡賞（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8歳（1994年）

4月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（14戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワハイドンに1馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

4月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた37戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（15戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクセスジェットから1馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（16戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2ロ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（17戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9歳（1995年）

4月23日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた40戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（18戦10勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた41戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。