ダークショット（2014年生、母リンボルソ）

ダークショット（2014年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダークホースとロングショットの掛け合わせ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時11歳）と交配したリンボルソが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋義浩から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高橋義浩から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって129.6万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月10日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2017年）

2月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

3月27日、中6週で迎えた3戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツクバネに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンストーンバンデに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳M2の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のクロヴァージョをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

9月27日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月19日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、久喜といえば「なし」と「いちご」で賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、彩の国黒豚賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた13戦目は、畜産女性いきいきネットワーク埼玉会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月29日、中0週で迎えた14戦目は、冬銀河賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2018年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、道の駅はなぞの賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（4戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、カスミザクラ賞（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた18戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、ファンタジア賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、ツリガネソウ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、キンケイギク賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月15日、中2週で迎えた23戦目は、KICK START賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月29日、中1週で迎えた24戦目は、遠野風の丘20周年記念賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったオールドラゴンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小林凌騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタン盛岡CITY STORY杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のタカイチホワイトに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

10月14日、中3週で迎えた28戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5歳（2019年）

8月4日、約10か月の休み明けで迎えた29戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（14戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサダコチャンに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（15戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のメモリアルウッドをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

9月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（16戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエリンゼフィールを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（17戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のディープチルを半馬身振り切って制した。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（18戦5勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。