タケショウムテキ（1989年生、母カツトップレディ）

タケショウムテキ（1989年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時11歳）と交配したカツトップレディが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は瀬口以久雄。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回、中央障害2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の金峰山特別(900万下)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月3日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（1992年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

3月28日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったレオダンディに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月25日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリズムロッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプラントジョージを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したワンステップアップを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

4歳（1993年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本広喜騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本広喜騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオギハーモニーをクビ差振り切って3勝目をマークした。

10月23日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（13戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた19戦目は、M.リマー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5歳（1994年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月5日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（14戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた24戦目は、E.プラード騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94グローバルカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の’94中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（15戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサザンアルプスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6歳（1995年）

1月21日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた27戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったマヤノギャラクシーから3/4馬身差の2着に敗北した。