リノーンランプ（2005年生、母ローズオブダイヤ）

リノーンランプ（2005年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「名声、有名（Ｒｅｎｏｗｎ）より造語＋走り回る」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したローズオブダイヤが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、佐竹学から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月1日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月8日、中4週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったナッシュビルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のニューヨーカーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月24日、中2週で迎えた10戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい最後はシンボリローレンスと並んで6着同着となった。

6月21日、中3週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

4歳（2009年）

1月11日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月15日、中6週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトロピカルクイーンに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月26日、中5週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月26日、約8か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた19戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。