ハイジャ（2013年生、母ハイフレンドディア）

ハイジャ（2013年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「志摩地方の方言で走れ、頑張れ」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時10歳）と交配したハイフレンドディアが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）小田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦9勝2着5回。2017年の名古屋でら馬スプリント(地方重賞)に勝利した他、2015年のジュニアキングを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2015年）

7月30日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は433kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマユノジャスターに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中4週で迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームダークアイに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリームダークアイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュンノキボウに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のセンペンバンカをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（2016年）

1月28日、中5週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のメモリーミリオンに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

3月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた9戦目は、コスモス特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（7戦4勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（8戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（10戦4勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

4歳（2017年）

1月9日、中3週で迎えた13戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤友則騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコパノサムタイムを半馬身差し切って6勝目を奪取した。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、カトレア短距離特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤友則騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバニスターに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月24日、中3週で迎えた15戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤友則騎手（13戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ゴールドブラザーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤友則騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナスノアオバにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中3週で迎えた17戦目は、東海クラウン（笠松ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤友則騎手（15戦6勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、マヤノカデンツァに3/4馬身交わされて2着となった。

5月17日、中5週で迎えた18戦目は、アベリア特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤友則騎手（16戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、長良川特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤友則騎手（17戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエメラルドクイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月20日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞の名古屋でら馬スプリント（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で佐藤友則騎手（18戦7勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエトワールドロゼに2馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

7月25日、中4週で迎えた21戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で佐藤友則騎手（19戦8勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は20戦連続で佐藤友則騎手（20戦8勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で佐藤友則騎手（21戦8勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったトウケイタイガーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2018年）

6月1日、約9か月の休み明けで迎えた24戦目は、夏木立特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で佐藤友則騎手（22戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で佐藤友則騎手（23戦8勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた26戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた27戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、夜長特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。