メラトニン（2005年生、母イシノスイング）

Melatonin

2005.05.29

メラトニン（2005年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ホルモンの一種」。毛色は青毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時8歳）と交配したイシノスイングが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回、地方4戦0勝2着1回。2010年の荒尾そーにゃ速かスプリント(一般A)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月27日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったドラゴンファングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、スウェプトスルーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のファイナルファイトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、連闘で迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

7月26日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、マルターズロビンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

10月11日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ミステリアスバイオに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4歳（2009年）

1月24日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレディオーロラに2馬身の差をつけて優勝

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて楽々と抜け出し、最後は2着のコンセンチメントに4馬身の差をつけて制した。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

11月15日、中4週で迎えた20戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中9週で迎えた21戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた22戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、馬産地協賛 久住山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた24戦目は、荒尾そーにゃ速かスプリント（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったギオンゴールドからハナ差の2着に惜敗した。

12月5日、中4週で迎えた25戦目は、佐賀つーつらつースプリント（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。