ホッコーガンバ（2008年生、母ジュウジホウセキ）

ホッコーガンバ（2008年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋頑張れ」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時8歳）と交配したジュウジホウセキが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地22戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の道新スポーツ賞(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、梅田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月14日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったショウナンパルフェにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた4戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリールマグナムに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2011年）

1月5日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のケイアイヘルメスに3馬身半の差をつけて制した。

2月19日、中5週で迎えた7戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

4歳（2012年）

2月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

3月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月27日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたイデア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシャンボールフィズに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、メーヴェに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメジロジェニファーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月24日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦2勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

5歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた19戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

5月26日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の1980sダービーメモリーズシンボリルドルフカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦2勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。