ホクセツコマチ（2002年生、母ホクセツアンナ）

ホクセツコマチ（2002年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小町娘」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時9歳）と交配したホクセツアンナが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方16戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の夢千代特別(A3二)。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月18日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（2005年）

3月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた2戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月24日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオイワケシンドウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2006年）

1月9日、中7週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したケイアイスカイにアタマ差届かず2着となった。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月1日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず最後はエイシンカンフーと並んで12着同着となった。

8月26日、中7週で迎えた12戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5歳（2007年）

2月17日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月12日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月30日、中6週で迎えた17戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

10月30日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、田能特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメディアスローンに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレステイジに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月25日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、菊正宗特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6歳（2008年）

1月15日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高馬元紘騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキクノブラックを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

2月6日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高馬元紘騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したルビートゥインクルに半馬身届かず2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた24戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高馬元紘騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた25戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で高馬元紘騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高馬元紘騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカープカチドキを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月21日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で高馬元紘騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードカイザーを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月19日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上B1二（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で高馬元紘騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のハナカンムリを3/4馬身振り切って優勝

8月5日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、デカンショ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で高馬元紘騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレオアライブをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月2日、中3週で迎えた30戦目は、夢千代特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で高馬元紘騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインメモリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月1日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で高馬元紘騎手（13戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月11日、中5週で迎えた32戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で高馬元紘騎手（14戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたチキリイノベート決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。