アーサス（1995年生、母カネノローマン）

アーサス（1995年3月19日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時10歳）と交配したカネノローマンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方40戦8勝2着2回。1999年の新千歳特別(一般A)に勝利した他、1999年のガーネットスター特別(一般A)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

8月19日、デビュー戦は柳沢好美騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のスクオールメモリーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月28日、中0週で迎えた3戦目は、2歳戦の安平特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

3歳（1998年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハスカップ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の裏参道特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアースシェイカーをアタマ差制して2勝目を奪取した。

6月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのカノープス特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柳沢好美騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般D2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松本隆宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた12戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4歳（1999年）

5月13日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた15戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた16戦目は、スターマイン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた17戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた18戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、ドウベー特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモハイパワーから3/4馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のブラッククロスをアタマ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞の旭岳賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、勇払特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渋谷裕喜騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた24戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月25日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、新千歳特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウヒダカに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。最後はブラッククロスと並んで8着同着となった。

5歳（2000年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダンスフォーユーに2馬身の差をつけて5勝目を収める

5月12日、中6週で迎えた28戦目は、こじし座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイブキノカラジシに1馬身半の差をつけて制した。

6月5日、中2週で迎えた29戦目は、パール賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のザキングに2馬身の差をつけて7勝目を手にした。

7月13日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のミネルバ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月23日、中0週で迎えた31戦目は、パームツリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンコウタイセツを3/4馬身振り切って優勝

8月13日、中2週で迎えた32戦目は、ジュピター賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた33戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったジャストアドラゴンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2001年）

8月6日、約11か月の休み明けで迎えた34戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルフォレスト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた35戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ロマンチックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた36戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた37戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月24日、中7週で迎えた38戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた39戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般A（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた40戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（2002年）

1月19日、中2週で迎えた41戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた42戦目は、川江光司騎手を鞍上に迎えて、一般A（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた43戦目は、一般A（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川江光司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた44戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。