ベルゲンクライ（2010年生、母フェストネ）

ベルゲンクライ（2010年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北の果て（ノルウェー）フィヨルドからの叫び」。毛色は芦毛。種牡馬のハーツクライ（当時9歳）と交配したフェストネが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大原ファーム。戦績は、中央平地41戦4勝2着3回。2015年のブラジルカップ(オープンハンデ)で2着に入った他、2015年のアハルテケステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月16日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のマイネグロリアーナに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2014年）

1月25日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（12戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた18戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したイレプレイスブルにクビ差届かず2着となった。

5月18日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（15戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

8月9日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（16戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（17戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（18戦1勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（19戦1勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（20戦1勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（21戦1勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、6着に入り込んだ。

12月21日、中3週で迎えた31戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナリタムーンライトを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（22戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサウンドトゥルーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

1月24日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（23戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンアポロンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月28日、中4週で迎えた34戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（24戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（25戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、5着に終わった。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（26戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったキョウエイアシュラにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月19日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた37戦目は、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（27戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（28戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月25日、中7週で迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（29戦3勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったドコフクカゼに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた40戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6歳（2016年）

1月9日、中7週で迎えた41戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（30戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。