キャンディスイート（2016年生、母キャンディネバダ）

キャンディスイート（2016年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「飴のように甘く」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したキャンディネバダが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったペイシャキュウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトゥーフラッシーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月17日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルカイクスマイルを圧倒的な末脚で半馬身差し切って制した。

10月6日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月15日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレトロフィットをクビ差振り切って優勝

4歳（2020年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（8戦3勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したローザノワールにクビ差届かず2着となった。

10月24日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月19日、中7週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの仲冬ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

5歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（10戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（11戦3勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月4日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの古町ステークス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月5日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

2021年12月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。