プラントテイオー（1993年生、母エベレストクロス）

プラントテイオー（1993年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時10歳）と交配したエベレストクロスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方17戦10勝2着4回。1997年の中津・荒尾交流サラブレッドグランプリ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月24日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた5戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ジャストポケットに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

9月21日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、カエデ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアスワンビッグからアタマ差の2着に惜敗した。

11月17日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4歳（1997年）

1月18日、中8週で迎えた14戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノリーブから5馬身差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本幸次郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のタシロポピーに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本幸次郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタシロポピーに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4月20日、中2週で迎えた19戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノリーブから6馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた20戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタシロポピーに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

5月25日、中2週で迎えた21戦目は、B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディジョイフルに5馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノリーブをアタマ差制して5勝目を獲得した。

6月29日、中2週で迎えた23戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、A1（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンディタイタンからクビ差の2着に甘んじた。

7月12日、中1週で迎えた24戦目は、A2（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシントイチバンに4馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

8月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーワイルに5馬身の差をつけて7勝目を収める

8月17日、中1週で迎えた26戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディタイタンに5馬身の差をつけて8勝目を手にした。

8月31日、中1週で迎えた27戦目は、短距離特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた28戦目は、地方重賞の中津・荒尾交流サラブレッドグランプリ（中津ダート2180m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックトルネードに半馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

10月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゾーンプレスに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。