ユーコービッグバン（1995年生、母メジロスイセイ）

ユーコービッグバン（1995年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時14歳）と交配したメジロスイセイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦10勝2着3回。2000年の霜月特別で2着に入った他、2000年の立春特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月1日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3歳（1998年）

3月28日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（1999年）

3月13日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、丸山弘之騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウハイテイオーから半馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた7戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1330m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルヴァロックに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月9日、連闘で迎えた10戦目は、若葉特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のモーニングブリッツに5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月17日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐川久芳騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマスダノーザンに1馬身半の差をつけて制した。

6月21日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2 C3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐川久芳騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセントヒルに約13馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月12日、中2週で迎えた13戦目は、シンビジュウム特別（足利ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐川久芳騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のギャロップカルメンに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、鳥居峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐川久芳騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルストームに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月15日、中3週で迎えた15戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐川久芳騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミハタオウジャをクビ差制して圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2000年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、やまどり特別（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐川久芳騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた17戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐川久芳騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイサイレンスに1馬身半の差をつけて制した。

2月7日、中1週で迎えた18戦目は、立春特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐川久芳騎手（11戦8勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップバルから半馬身差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた19戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐川久芳騎手（12戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミハタワールドに半馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

3月20日、中2週で迎えた20戦目は、春分特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐川久芳騎手（13戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、約7か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐川久芳騎手（14戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のバッドロマンスに半馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

11月5日、中2週で迎えた22戦目は、からまつ特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で佐川久芳騎手（15戦10勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、霜月特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐川久芳騎手（16戦10勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマークターミーから4馬身差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた24戦目は、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で佐川久芳騎手（17戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2001年）

6月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で佐川久芳騎手（18戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。