ノーヴァレンダ（2016年生、母モンプティクール）

ノーヴァレンダ（2016年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新しい伝説(ポルトガル語)。伝説になるような活躍を願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したモンプティクールが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2018年の全日本2歳優駿(Jpn1)に勝利した他、2022年のダイオライト記念(Jpn2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月29日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は524kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月13日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のモズダッシュスターに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月17日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンサーバローズを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月19日、中4週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のデルマルーヴルをアタマ差振り切ってG1初挑戦初制覇を果たした。

3歳（2019年）

3月31日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦3勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4歳（2020年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

2月29日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2021年）

6月5日、約15か月半の休み明けで迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、アハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

2021年8月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、生田オープン（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハイランドピークにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月14日、中4週で迎えた15戦目は、スパーキングオールスターチャレンジ（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニングアカリに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエルデュクラージュに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のエブリワンブラックに2馬身半の差をつけて3連勝で2つ目の重賞タイトルを手に入れた。

7月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

2022年7月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。