リックタラキチ（2011年生、母ケイアイカグラ）

リックタラキチ（2011年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時8歳）と交配したケイアイカグラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒木貴宏。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦6勝2着5回。2014年のクイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2014年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

6月5日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、カーネルキッスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月4日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンスバルボシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、中3週で迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリガールに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリードテイオーに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月31日、中2週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったリーダーズボードに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2014年）

4月10日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったトーコーニーケに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の木曽川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモウイイデショウに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月19日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のプレシャスベガに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクリスタルボーイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月15日、中5週で迎えた16戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（10戦4勝）。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず17着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（11戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（12戦4勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4歳（2015年）

3月6日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（13戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、春暖特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（14戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、臥龍桜特選（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井友彦騎手（15戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた23戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉井友彦騎手（16戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月29日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、長良川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で吉井友彦騎手（17戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉井友彦騎手（18戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた26戦目は、白馬岳賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で吉井友彦騎手（19戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスケイティアラにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月24日、中3週で迎えた27戦目は、あさがお特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で吉井友彦騎手（20戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた28戦目は、ささゆり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で吉井友彦騎手（21戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた29戦目は、根ノ上高原特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で吉井友彦騎手（22戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた30戦目は、セプテンバー特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は24戦連続で吉井友彦騎手（23戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた31戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた32戦目は、中山道賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（24戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のサマーデライトを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた33戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、磨墨特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5歳（2016年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた35戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高野誠毅騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。