カルストンファスト（1983年生、母イーデンフアスト）

カルストンファスト（1983年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシーズコマンド（当時15歳）と交配したイーデンフアストが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）飯田牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着3回、中央障害5戦3勝2着1回。1987年の京都大障害（秋）(重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

3月2日、デビュー戦は4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。鞍上は橋口満朗騎手。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月15日、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田雄二騎手。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月28日、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田雄二騎手。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

7月13日、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原田雄二騎手。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

7月26日、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田雄二騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ボルックスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田雄二騎手。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月24日、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったロードジパングにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月7日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月21日、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月11日、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は横田吉光騎手。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アスパーエッセルに半馬身交わされて2着となった。

10月25日、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田雄二騎手。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

12月6日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

4歳（1987年）

1月31日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武田悟騎手。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月8日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武田悟騎手。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月21日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武田悟騎手。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月15日、5歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武田悟騎手。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月29日、5歳以上400万下の渥美特別（中京芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月18日、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5月2日、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月27日、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は池添兼雄騎手。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月20日、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で池添兼雄騎手。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシヤマブキから半馬身差の2着となった。

10月10日、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は広松孝司騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンアピールに2馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

11月14日、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンアピールに3馬身の差をつけてトップでゴールインした。

11月29日、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキグローリーに約10馬身の大差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。