ニシノマラキム（1989年生、母サクラフィーバー）

ニシノマラキム（1989年5月14日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のマラキム（当時6歳）と交配したサクラフィーバーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地17戦4勝、中央障害4戦1勝、地方18戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の水無月ステークス。

経歴

デビュー前

照沼一二厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（1992年）

5月8日、デビュー戦は佐々木仁騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウイブキに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木仁騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木仁騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、福岡登騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったシローバーニーから5馬身差の2着に敗北した。

7月14日、連闘で迎えた5戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイナギテンザンから3馬身差の2着となった。

4歳（1993年）

2月5日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、5歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のネクストワンに3馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

2月7日、連闘で迎えた7戦目は、5歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた8戦目は、竹の塚特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、アクアマリン特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた10戦目は、卯月特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木仁騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木仁騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた12戦目は、立夏特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のウォーパーティーに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、砂子特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた14戦目は、初夏特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、真珠特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木仁騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、水久保敏美騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた17戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイベストに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、サテライト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（6戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のルイアンドルイに3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

12月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

5歳（1994年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

3月12日、中1週で迎えた26戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の美濃特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセンターザイーグルに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

4月2日、中2週で迎えた27戦目は、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小池隆生騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の万緑ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた30戦目は、水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンメディアを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月2日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

6歳（1995年）

1月29日、約7か月の休み明けで迎えた32戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（9戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた33戦目は、石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた34戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、’95ファイナルカップ（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンコウキングを半馬身振り切って8勝目を獲得した。

4月23日、中6週で迎えた35戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（福島芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた36戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のコパンに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月10日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた38戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた39戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。