プラチナスレッド（2009年生、母フィルドール）

プラチナスレッド（2009年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「プラチナ糸。最高級の糸」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したフィルドールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2四五。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた3戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒルノマドリードに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンビジューに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスペラールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンスプレンダに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンスノーマンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中0週で迎えた9戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のエスペラールを半馬身振り切って断然人気に応えた。

2月15日、中3週で迎えた10戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、寒椿特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

2月25日、中0週で迎えた11戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリジョウトップランに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

3月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアイファーイービスに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月26日、中4週で迎えた14戦目は、花吹雪特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタタカイノホノオに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた17戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（7戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマイバーチューに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアニヴェルキミコに2馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

9月23日、中3週で迎えた21戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦5勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月2日、中5週で迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、まかべまお記念LOVE Distance（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

5歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したカーヴィシャスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

1月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラムシーダーを3/4馬身振り切って9勝目を手中に収めた。

3月4日、中6週で迎えた28戦目は、春告草特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた31戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた32戦目は、2014千葉サラブレッドセール開催記念（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた33戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で本橋孝太騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

6月2日、中0週で迎えた34戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、風待月特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた35戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。