ヤングワールド（1988年生、母リックサンサン）

ヤングワールド（1988年5月7日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時8歳）と交配したリックサンサンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回、地方5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1992年）

10月10日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた2戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマキハタプリティを3/4馬身振り切って1位に入線したが、その後8着に降着となった。

11月15日、連闘で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた4戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノヒスイを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

5歳（1993年）

9月4日、約9か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったタニノカーニバルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダンツサファイアーを半馬身振り切って制した。

6歳（1994年）

4月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7歳（1995年）

1月2日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレークオクトをアタマ差制して久方ぶりの実戦を物にした。

1月15日、中1週で迎えた10戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松島壽騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイイチシンゴから1馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中3週で迎えた11戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松島壽騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニシキトウカイに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松島壽騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイイチジニアに6馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、開設67周年記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松島壽騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレークオクトに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。