ジュウジアイ（1997年生、母トウショウアロー）

ジュウジアイ（1997年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時9歳）と交配したトウショウアローが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方27戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の梧葉特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

出川博史厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

12月31日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタヤスウォークライに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、アーバンプリンスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の’00ベストスパー特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4月3日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったタヤスウォークライにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、中3週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼンノショウグンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2001年）

3月13日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のクローバーコンドルに2馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

4月2日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の花まつり特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた9戦目は、ツバメ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、ベニハナ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、夏椿特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2002年）

2月6日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C2（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードビウに4馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

2月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた15戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、キリシェーバーに半馬身交わされて2着となった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月5日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、梧葉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のクライムハザードをハナ差振り切って5勝目を獲得した。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャインフラッグに4馬身の差をつけて制した。

7月11日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（5戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイブルーヘブンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月26日、中1週で迎えた21戦目は、岩清水特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月29日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦の御宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の新涼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた24戦目は、一般B3五（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた26戦目は、ディセンバー特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6歳（2003年）

2月7日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、駿風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。