ケセラセラ（2009年生、母アニーブラウン）

ケセラセラ（2009年1月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大丈夫、うまくいくものよ（西）」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したアニーブラウンが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

9歳のとき、細川農場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、永楽商事によって33.48万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3歳（2012年）

6月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のAKB48宮澤佐江誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のトーホウサリーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミキノバラライカに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のイーグルストーンを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のケイブキューブに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月11日、中3週で迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた10戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、マザーフェアリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2013年）

2月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、デルマクリシュナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルクヴェリタスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスウェプトビアに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。