シルクヴェリタス（2009年生、母ブリアンダ）

シルクヴェリタス（2009年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋真理（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時6歳）と交配したブリアンダが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦14勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のブルーサルビア特別(一般A3b)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアキノギムレットに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、タケのたづなを離すなよ!CUP（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャングルブックを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラインジェニファーに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月5日、連闘で迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウナナクサに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2013年）

1月1日、中3週で迎えた9戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミキノバラライカに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るドラゴングランドを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケセラセラに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモフィナンシェにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィズインサンデイを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月1日、中2週で迎えた15戦目は、卯月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトアンバサダーに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月1日、中3週で迎えた16戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柿原翔騎手（11戦9勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、メモリージルバにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柿原翔騎手（12戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラガンリュウを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、早乙女賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で柿原翔騎手（13戦10勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したダイナミックボスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で柿原翔騎手（14戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイナミックボスに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で柿原翔騎手（15戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイヤモンドパールに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、ラベンダー特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で柿原翔騎手（16戦12勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウィングヴェールに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月6日、中7週で迎えた22戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で柿原翔騎手（17戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、ブルーサルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で柿原翔騎手（18戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイビスティを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

10月17日、中3週で迎えた24戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、オパールオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、アカシア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（19戦14勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（20戦14勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キクノラフィカに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（21戦14勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた28戦目は、顔見世賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（22戦14勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（23戦14勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。