ヒシルート（2004年生、母ヒシカポーテ）

ヒシルート（2004年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋道路」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時19歳）と交配したヒシカポーテが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、地方26戦14勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のB級チャンピオン(一般B1)。

経歴

デビュー前

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2007年）

9月20日、デビュー戦は清家義徳騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月24日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4歳（2008年）

5月5日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカバーディーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月25日、連闘で迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルサンサプライズに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユウキットカツを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月8日、中3週で迎えた9戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマエドワードに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月17日、中3週で迎えた11戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスムースアズシルクに約11馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2009年）

1月2日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（9戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスノーウィンドウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた14戦目は、木元隆博・島村英里奈結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で宇都英樹騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスアイリに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宇都英樹騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったジャスティスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で宇都英樹騎手（13戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のツーハッスルに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で宇都英樹騎手（14戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマスターブラスターに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で宇都英樹騎手（15戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドカードに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月30日、中0週で迎えた19戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で宇都英樹騎手（16戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクールに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、還暦おめでとう!甘利（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で宇都英樹騎手（17戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴルデンイナバウアに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月6日、中2週で迎えた21戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（18戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のパールチャームに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月27日、連闘で迎えた23戦目は、日本ライン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（19戦12勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンボンテンに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月9日、中1週で迎えた24戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（20戦13勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルヨスーパーラブに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた25戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（21戦14勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（22戦14勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。