ゴルデンイナバウア（2004年生、母ゴールデンスイング）

ゴルデンイナバウア（2004年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アイススケートの技名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したゴールデンスイングが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦8勝2着9回。主な勝ち鞍は2008年の一般C8。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は船曳文士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月25日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月24日、中8週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた3戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2008年）

3月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた4戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月24日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマリーザを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のレオレクサスを半馬身振り切って断然人気に応えた。

4月15日、連闘で迎えた7戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したオグリスティンガーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C19（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノナナザクラを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったティムショールをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月26日、連闘で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったネヴァキッスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小山信行騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウサルトにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小山信行騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったマヤノクレナイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、友作君・詩乃さん結婚おめでとう（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で小山信行騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグレンゼスキーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で小山信行騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルマサキングを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、尾花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小山信行騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小山信行騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で小山信行騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったメイショウオウサムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた20戦目は、初めて競馬場に来ました記念杯（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で小山信行騎手（15戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサミーテンボシをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月25日、中4週で迎えた21戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月3日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングブリッジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、睦月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（16戦5勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（17戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた25戦目は、「海苔の日」記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（18戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウトウシにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（19戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトーコーオリンポスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた27戦目は、弥生特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（20戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったコロネットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた28戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（21戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた29戦目は、還暦おめでとう!甘利（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（22戦6勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったヒシルートにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

4月23日、連闘で迎えた30戦目は、春がすみ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小山信行騎手（23戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、木股さんお世話になりました記念（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小山信行騎手（24戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。