ダンシングアヘッド（2012年生、母タイキジュリエット）

ダンシングアヘッド（2012年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「躍進」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時14歳）と交配したタイキジュリエットが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2一。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

5月16日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた2戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディープチルにアタマ差交わされて2着となった。

8月29日、連闘で迎えた4戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサルバドールガロをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインメーヴェを上がり2位の末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

9月20日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、南部杯カウントダウン8（盛岡ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカニングウーマンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るデルマミヨチャンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

11月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムゲットをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月23日、連闘で迎えた13戦目は、奥州うまいもん屋杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったキトラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦5勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡哉騎手（12戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペネトレイトを自慢の末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

12月30日、中0週で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山本聡哉騎手（13戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月4日、連闘で迎えた17戦目は、葛巻まちなか雪まつり賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山本聡哉騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったキトラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、みちのく伝説スタート賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、希望郷いわて国体開催記念二戸市賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた20戦目は、衣川北舘桜賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第2（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、リバースター賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（15戦6勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた23戦目は、とわだぴあ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、スターガザール賞（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた25戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、奥州前沢よさこいフェスタ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、岩手ビッグブルズ賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。