グランパズドリーム（1983年生、母フサキネン）

グランパズドリーム（1983年3月23日）は、日本の競走馬、種牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のカブラヤオー（当時11歳）と交配したフサキネンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村充信。戦績は、中央平地10戦2勝2着4回。1986年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で2着に入った他、1986年の青葉賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

8月3日、7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったクニワケンジから6馬身差の2着に敗北した。

8月17日、6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のモンテサンオーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手にした。

12月7日、7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月15日、12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（1986年）

1月6日、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

1月12日、4歳400万下（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のダーウインに5馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

2月9日、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月29日、3歳オープンの若葉賞（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルベットグローブに3/4馬身届かず2着となった。

4月29日、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴崎勇騎手。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、サニーライトに交わされて1馬身差の2着となった。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。23頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したダイナガリバーに半馬身届かず2着となった。