オースミシャトウ（1998年生、母ナリタラブソング）

オースミシャトウ（1998年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時11歳）と交配したナリタラブソングが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の一般B2。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月12日、デビュー戦はM.ロバーツ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2001年）

3月24日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

8月4日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた6戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレンドリートロフィーターフ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4歳（2002年）

4月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から46kg増やして迎えた9戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般C6イ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノファラオから3/4馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、山寺特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノレオナルドからクビ差の2着に惜敗した。

5月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C6ニ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールマイニングからアタマ差の2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C6（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノレオナルドをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5ロ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシャイニングヤマテに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5ハ（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のネルソンゴールドに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下康一騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエクセレントケンに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月15日、中4週で迎えた16戦目は、青葉城特別（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮下康一騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエクセレントケンに3/4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月27日、中9週で迎えた17戦目は、葉山館記念（上山ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮下康一騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノファラオに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月25日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C4（上山ダート1500m 小雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエドノマックから1馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク記念以上山温泉郷特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた20戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のインターカスターノに2馬身の差をつけて制した。

5歳（2003年）

1月7日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルジンジャーに7馬身の差をつけて優勝

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のソフトタッチに5馬身の差をつけて9勝目をマークした。

5月26日、中5週で迎えた23戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマササークルをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、男鹿特別（水沢ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったソフトタッチからクビ差の2着に甘んじた。

12月21日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた28戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた30戦目は、大山寿文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-2（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた31戦目は、カシの木特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山寿文騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山寿文騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山寿文騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。