パーソナルハイ（2019年生、母パーソナルダイアリー）

パーソナルハイ（2019年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「自己最高記録。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したパーソナルダイアリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2022年のフローラステークス(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月7日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったキラーアビリティにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベッラアルバに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ナミュールに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

3歳（2022年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、6着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エリカヴィータに3/4馬身交わされて2着となった。

5月22日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

9月18日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4歳（2023年）

1月29日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた14戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた15戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月29日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

9月17日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの仲秋ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5歳（2024年）

2月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

2024年3月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。