トミケンドリーム（1988年生、母ラークサンシー）

トミケンドリーム（1988年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時9歳）と交配したラークサンシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。戦績は、中央平地23戦6勝2着1回、地方12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の欅ステークス。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

11月9日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヒロノアスターに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1992年）

1月19日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた4戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイシンアトラスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーワトウシンに約12馬身の大差をつけて久々の一戦を物にした。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤシロエンペリーに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月26日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5歳（1993年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエーピースイートに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

2月14日、中3週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月18日、中8週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルダイダンサーに3馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

5月23日、中4週で迎えた11戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーワアトラスに5馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

6月27日、中4週で迎えた12戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

11月21日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（7戦3勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

6歳（1994年）

4月23日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、栗東ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は成島正規騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（8戦3勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

7月3日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、タイムス杯（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7歳（1995年）

1月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（9戦3勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

1月29日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（10戦3勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（11戦3勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月13日、中8週で迎えた23戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた24戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた25戦目は、飯豊連峰特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津野総夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラグットオーに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、文月特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオリンピアリバーに3/4馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

9月15日、中8週で迎えた27戦目は、新潟県競馬組合設立30周年記念（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた28戦目は、神無月特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーアールから2馬身半差の2着に敗北した。

8歳（1996年）

4月7日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、仲春特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川太行騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のリードブライトンをハナ差制して休養明け初戦を物にした。

5月6日、中3週で迎えた30戦目は、三条記念（三条ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川太行騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた31戦目は、朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川太行騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた32戦目は、東北サラ大賞典（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で長谷川太行騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、青雲特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で長谷川太行騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた34戦目は、深秋特別（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で長谷川太行騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた35戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で長谷川太行騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。