エイシンサンルイス（1996年生、母Macharoundtheclock）

エイシンサンルイス（1996年2月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のConquistador Cielo（当時17歳）と交配したMacharoundtheclockが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦5勝2着5回、地方3戦1勝2着1回。2000年のプロキオンステークス(G3)で2着に入った他、2000年のシリウスステークス(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月8日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエプソムヒストリーに約17馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1999年）

3月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイシーズンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月2日、中4週で迎えた4戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月11日、中6週で迎えた6戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のヴィエントシチーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチアフルマスターに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月23日、中2週で迎えた8戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたチョウカイライジン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2000年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（8戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月1日、中6週で迎えた10戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（9戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサウスヴィグラスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月14日、中5週で迎えた11戦目は、栗東ステークス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で太宰啓介騎手（10戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたブロードアピール決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月18日、中4週で迎えた12戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で太宰啓介騎手（11戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ゴールドティアラに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月12日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で太宰啓介騎手（12戦5勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ブロードアピールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月9日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で太宰啓介騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、マイネルブライアンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2001年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で太宰啓介騎手（14戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6歳（2002年）

10月9日、約21か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、日本盛カップ（園田ダート1870m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月14日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、東条湖特別（姫路ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタッチダウンパスを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月12日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタッチダウンパスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。