ウエスタンビーバー（2004年生、母ウエスタンノボミー）

ウエスタンビーバー（2004年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋動物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したウエスタンノボミーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月6日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマセラティスタにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月29日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた7戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（2008年）

4月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から60kg増やして迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトレゾアに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた10戦目は、江戸川区特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本村直樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた11戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本村直樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたイケヅキタロー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中4週で迎えた12戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本村直樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマゾネスを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本村直樹騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフェスティヴモモに1馬身半の差をつけて優勝

9月14日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

10月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサラトガをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったアウトクラトールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の南総特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6歳（2010年）

1月11日、約13か月の休養明けで迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。