ハタノバウンティ（1997年生、母ヒデアスタイアー）

ハタノバウンティ（1997年5月5日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時7歳）と交配したヒデアスタイアーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央障害1戦0勝、地方29戦12勝2着3回。2001年の’01かちどき賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2000年）

4月7日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は517kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アサカラッキーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンゼルニシキに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャインボーイに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月1日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦の紅葉特別（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラッキールナに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の葉牡丹特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランモンテに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2001年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミレーヌボンバーに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月7日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミレーヌボンバーに約12馬身の大差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月16日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のハイブリッジヤマトをハナ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、’01ファンタスティックサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミストフェリーズに7馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

4月18日、中1週で迎えた10戦目は、’01ファンタスティックサボー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のクレバーシャークに7馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

5月9日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の’01グリーンカップ（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（8戦7勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラブリーダハールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦の万緑特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルークに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月29日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のジューン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（10戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のスタートザウェイに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の’01プラネットカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（11戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦のオパール特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（12戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月12日、中0週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ベルモントアトムに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた18戦目は、’01かちどき賞（大井ダート1790m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（14戦9勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のオンユアマークを3/4馬身振り切って勝利数を12に伸ばす

12月18日、連闘で迎えた19戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5歳（2002年）

1月24日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の’02ロイヤルカップ（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（15戦10勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

9月18日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた25戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6歳（2003年）

1月25日、中9週で迎えた27戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。14着に敗れた。

3月25日、中7週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた28戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。