ハイフレンドコロナ（1996年生、母バンブトンジョイ）

ハイフレンドコロナ（1996年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時10歳）と交配したバンブトンジョイが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年のチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

古賀土生厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

6月19日、デビュー戦は加藤一成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は440kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカリイチジョウに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサイキョウリズムに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒカリイチジョウに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（P）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤一成騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ツジノファストに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’98ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のポインセチア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3歳（1999年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のカトレア特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場直之騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた11戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のニューフェイス特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた12戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた13戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、4歳（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月15日、中0週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、4歳（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月26日、中7週で迎えた17戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、4歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、4歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳B（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた21戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた23戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、4歳C1（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた25戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2000年）

4月1日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のピスカリミライに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオンネトーに3馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月6日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラップタイムワンに3/4馬身の差をつけて制した。

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカンハリケーンに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月24日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（11戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（13戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田盛夫利騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のオーシャンウイングに5馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

10月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田盛夫利騎手（15戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカイカセンゲンをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

11月25日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で沢田盛夫利騎手（16戦6勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。