ダイカツケンホウ（1984年生、母ナツシングライムド）

ダイカツケンホウ（1984年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマラケート（当時11歳）と交配したナツシングライムドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1986年のカトレア賞(400万下)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は秋山忠一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るハヤブサオーカンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳400万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクインズヒルを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G1の阪神3歳ステークス（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（2戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3歳（1987年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月18日、約9か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったハヤテシバオーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったネーハイダンサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したケーティライズにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（1988年）

1月10日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5歳（1989年）

2月19日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は秋山忠一騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下の下呂特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンダーメルベーユを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月9日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、佐々木清明騎手を鞍上に迎えて、金の鞍（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。