ユーリカ（2010年生、母スイートローラ）

ユーリカ（2010年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したスイートローラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、地方16戦9勝2着1回。2014年の川崎スパーキングスプリント(A1以下)に勝利した他、2014年の習志野きらっとスプリント(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山本学厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2012年）

7月23日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は445kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローズファンタジアに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

3歳（2013年）

4月24日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月23日、中3週で迎えた4戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガノファンタジーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の風神賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーズマッシャーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、烈風賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトチノマリリンを凄まじい末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、晩夏特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロカイラスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月3日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2014年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のエールドランジュに2馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

2月13日、中4週で迎えた11戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は脇田創騎手（4戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたレディーソルジャー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月20日、中4週で迎えた12戦目は、サンケイリビング新聞社盃（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメッシに3馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

4月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた14戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のグランドキャニオンに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月12日、中4週で迎えた15戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のショコラヴェリーヌに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月21日、中5週で迎えた16戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（9戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。