ヘイセイパウエル（1991年生、母スーパーマグマ）

ヘイセイパウエル（1991年4月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。1994年にNARグランプリアラブ系3歳最優秀馬を受賞した。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時10歳）と交配したスーパーマグマが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前野牧場。戦績は、地方18戦15勝2着1回。1994年の名古屋杯(アラ系4歳以上)に勝利した他、1994年のアラブ王冠を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田和昌厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1993年）

8月3日、デビュー戦は荒巻透騎手を鞍上に据えて、馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホーエイジョオーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月8日、中4週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアサミテイオーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（2戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒリューキングに9馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で荒巻透騎手（3戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキングワンに7馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の若駒賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で荒巻透騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリリンボーに7馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

12月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、2歳戦の全日本アラブ争覇（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で荒巻透騎手（5戦5勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤコスイセイからクビ差の2着に惜敗した。

3歳（1994年）

1月16日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、やぎ座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で荒巻透騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジャジャマルクインに7馬身の差をつけて6勝目を手にした。

2月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンのスーパーライト記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で荒巻透騎手（7戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネリンボーに1馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

3月3日、中1週で迎えた9戦目は、ひなまつり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で荒巻透騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルトウザイに4馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

3月30日、中3週で迎えた10戦目は、C（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で荒巻透騎手（9戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリトキノホマレに約14馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の帝冠賞（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で荒巻透騎手（10戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネリンボーに約16馬身の大差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月18日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の楠賞全日本アラブ優駿（園田ダート2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で荒巻透騎手（11戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた13戦目は、3歳オープンのアラブ王冠（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で荒巻透騎手（12戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネリンボーに半馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

9月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、セプテンバー特別（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で荒巻透騎手（13戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエースオーカンに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月19日、中2週で迎えた15戦目は、シルバー争覇（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で荒巻透騎手（14戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエースオーカンに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、名古屋杯（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で荒巻透騎手（15戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のボールドファストに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月20日、中4週で迎えた17戦目は、全日本アラブ大賞典（大井ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で荒巻透騎手（16戦14勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1995年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、新春アラブ争覇（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で荒巻透騎手（17戦14勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシムテイオーに8馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす