オンラウレル（1987年生、母ダーリングフィリー）

オンラウレル（1987年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のピユウターグレイ（当時8歳）と交配したダーリングフィリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方20戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は1990年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月3日、デビュー戦は津曲幸夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のワンマンショーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスズターボに3/4馬身届かず2着となった。

4月8日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4歳（1991年）

6月16日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5歳（1992年）

2月29日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月2日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた15戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックターフからクビ差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、菊花特別（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津野総夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた17戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、三面特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックターフに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンザンムテキからクビ差の2着に甘んじた。

6歳（1993年）

1月2日、中2週で迎えた20戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、新春スタージョッキー（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンダーシュートから1馬身差の2着に敗北した。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、菜の花特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックターフをアタマ差制して制した。

4月29日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、東北騎手招待（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた24戦目は、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、中央競馬騎手招待（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のゲットタイカンをクビ差制して4勝目を獲得した。

6月26日、中1週で迎えた26戦目は、新井郷川特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は津野総夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた27戦目は、笠堀特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタニノマラケートから5馬身差の2着となった。

8月18日、中2週で迎えた28戦目は、妙高特別（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のランディシスコに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月2日、中1週で迎えた29戦目は、かもしか賞（三条ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコトノハヤブサに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月27日、中3週で迎えた30戦目は、青雲特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で榎伸彦騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた31戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で榎伸彦騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた32戦目は、新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で榎伸彦騎手（12戦5勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチヨシクイーンからクビ差の2着となった。

11月28日、中3週で迎えた33戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で榎伸彦騎手（13戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチヨシクイーンから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた34戦目は、ディセンバー特別（新潟(地)ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で榎伸彦騎手（14戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアクセルから1馬身差の2着に敗北した。