トーセンラトゥール（2006年生、母トーセンフォーモア）

トーセンラトゥール（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したトーセンフォーモアが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地7戦1勝、地方14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレンソイスを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、中3週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

3歳（2009年）

2月21日、中9週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

4月5日、中5週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月19日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（2010年）

1月27日、中5週で迎えた8戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

4月28日、中3週で迎えた12戦目は、春馬特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で拜原靖之騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、スズツルギオーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で拜原靖之騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディーズフェリシアを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6月16日、中4週で迎えた14戦目は、パール特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で拜原靖之騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で拜原靖之騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた16戦目は、てんびん座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で拜原靖之騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で拜原靖之騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、いわし雲特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したオキノキセキに3/4馬身届かず2着となった。

10月29日、中4週で迎えた20戦目は、三ツ沢特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦のローズマリー特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。