シャドウフェアリー（2009年生、母シャドウエルフ）

シャドウフェアリー（2009年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したシャドウエルフが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦14勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年のA・G・I(B)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月25日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒルノマドリードに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトミシノドラゴンに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月29日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネトシグレースを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2013年）

7月12日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のローズパーキーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホーホタルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーデルシュタインに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月26日、中5週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた13戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイアスクリーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月24日、中3週で迎えた14戦目は、てまり菊特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンエムホープを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

11月24日、中3週で迎えた15戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦8勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るピースキャンドルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2014年）

1月7日、中3週で迎えた17戦目は、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月9日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（11戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るデトロイトクイーンを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

5月12日、中4週で迎えた19戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（12戦10勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたマルカリード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、A・G・I（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（13戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカリードをクビ差だけ差し切って勝利数を11に伸ばす

7月2日、中4週で迎えた21戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で向山牧騎手（14戦11勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で向山牧騎手（15戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したラヴネヴァーダイズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月27日、中5週で迎えた23戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で向山牧騎手（16戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイアンドノーブルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中6週で迎えた24戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で向山牧騎手（17戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブルーアンブロシアに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月26日、中5週で迎えた25戦目は、古太尽特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で向山牧騎手（18戦12勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた26戦目は、賛導会杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で向山牧騎手（19戦12勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6歳（2015年）

2月3日、中7週で迎えた27戦目は、節分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で向山牧騎手（20戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、春蘭特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で向山牧騎手（21戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったコパノサムタイムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた29戦目は、春暖特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で向山牧騎手（22戦12勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフリーダムを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

4月30日、中5週で迎えた30戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で向山牧騎手（23戦13勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた31戦目は、長良川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で向山牧騎手（24戦13勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月11日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、安房峠特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で向山牧騎手（25戦13勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた33戦目は、木の葉賞（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は27戦連続で向山牧騎手（26戦13勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた34戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で向山牧騎手（27戦13勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンブーバッジョを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

7歳（2016年）

1月14日、中1週で迎えた35戦目は、初花月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は29戦連続で向山牧騎手（28戦14勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。