マルハチクラスター（2002年生、母ナカミファンタジア）

マルハチクラスター（2002年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋集合体」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したナカミファンタジアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2006年のエイプリルスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

平石正己厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（2004年）

9月19日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のしもつけ若駒（6）（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後はオリエントボスと並んで1着同着となった。

10月31日、中5週で迎えた2戦目は、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のカルーアミルク賞（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドグレースに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

3歳（2005年）

5月31日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月2日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスターキャリバーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマルヒロジョウオーに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のりんどう特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したグレイズインを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のローランウィンキーに5馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（9戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルフェイカーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

12月12日、中3週で迎えた13戦目は、師走特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトムコリンズに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月29日、中1週で迎えた14戦目は、フロイデ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（11戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトールスファイアーをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2006年）

1月11日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（12戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ナイキコランダムに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月17日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の駿麗特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（13戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエスエヌハヤテに2馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

4月4日、中6週で迎えた17戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野沢憲彦騎手（14戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたシュルードパーソン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月17日、中1週で迎えた18戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシャンハイノシマを半馬身振り切って9勝目を獲得した。

5月23日、中4週で迎えた19戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（15戦8勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた21戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（16戦8勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の十三夜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（17戦8勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の除月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（18戦8勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた24戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ハッピーエンド特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったトキノフレンチを半馬身捉え切れず2着となった。

12月28日、中1週で迎えた25戦目は、うまステ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はグリーンベイと並んで1着同着となった。

5歳（2007年）

5月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦の立夏特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（19戦8勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、万緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシーサーハーンに1馬身半の差をつけて優勝

7月5日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の七夕特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の文月特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月24日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、習志野市きらっと特別（船橋ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は野沢憲彦騎手（20戦8勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

6歳（2008年）

10月20日、約12か月の休み明けで迎えた32戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（21戦8勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた33戦目は、霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（22戦8勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

7歳（2009年）

1月8日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた34戦目は、千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（23戦8勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた35戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（24戦8勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた36戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（25戦8勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。