イワミノキズナ（2010年生、母シルクオリンピア）

イワミノキズナ（2010年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したシルクオリンピアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山忠則。戦績は、地方22戦8勝2着6回。2012年のヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2012年の福山2歳優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宝寄山忠則から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、広島県馬主会によって304.5万円で落札された。

高本友芳厩舎（福山）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬ルーキーシリーズ第二戦（福山ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーヴエルザに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、2歳（福山ダート800m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーシリーズ第五戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイライトに半馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のエリートストーリー第一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイロスから8馬身差の2着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のエリートストーリー第二戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のメイライトに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイロスから半馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の福山2歳優駿（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイロスから4馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡崎準騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホクセースパートに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のルーキーシリーズ第九戦（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡崎準騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスリリングメモリーに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月16日、中2週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は三村展久騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカイロスをアタマ差制して6勝目を掴み取った。

3歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、能登原とんど特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイユートルネードから1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の若駒賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の福山弥生賞（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は三村展久騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイロスから4馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の福山ダービー（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイロスからクビ差の2着に甘んじた。

5月16日、中8週で迎えた15戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菖蒲特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、4着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた17戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、スーパームーン賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハクユウコマンダーをハナ差振り切って優勝

8月14日、中4週で迎えた19戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

12月28日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた22戦目は、うぐいす賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るドラゴンロックスを鮮烈な末脚で半馬身差し切って8勝目を掴み取った。