マチルダバンブー（1985年生、母ライジングバンブー）

マチルダバンブー（1985年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヨンテイオンブル（当時12歳）と交配したライジングバンブーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

諏訪佐市厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月8日、デビュー戦は楠孝志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。20頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノムラダンサーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマモチューズを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1988年）

1月23日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で楠孝志騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楠孝志騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で楠孝志騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホリノライデンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で楠孝志騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で楠孝志騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で楠孝志騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で楠孝志騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く最後はヒロノエトワールと並んで10着同着となった。

12月4日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は楠孝志騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったレッドピュローに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイタクリープに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楠孝志騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楠孝志騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のロッキーブーンをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で楠孝志騎手（13戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったワンモアマイハートにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

6月3日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島良保騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったナナヨーエミリーにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で田島良保騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5歳（1990年）

1月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島良保騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月21日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田島良保騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田島良保騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったミリオンヒロインにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で田島良保騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカンナイノーザリーに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

3月18日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田島良保騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田島良保騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったキタノリリアスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で田島良保騎手（12戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田島良保騎手（13戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。