フェロマッキニイ（2007年生、母フラッシュカード）

フェロマッキニイ（2007年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（イタリア語フェローチェより）＋人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時14歳）と交配したフラッシュカードが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年のがんばろう洋野(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、武牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

6月13日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

8月22日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月25日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

2月4日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた11戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた13戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、明神京吾誕生記念特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた14戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したラフレシアボルトを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、がんばろう久慈（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月21日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた16戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったディテールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月4日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモエスカリエに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウエイベルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十四十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキシムカラスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月10日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原辰徳騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2十一十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原辰徳騎手（11戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたアングレス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月7日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原辰徳騎手（12戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったカゼノルビーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月15日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原辰徳騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメノポピーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月21日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原辰徳騎手（14戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で菅原辰徳騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で菅原辰徳騎手（16戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で菅原辰徳騎手（17戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月19日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で菅原辰徳騎手（18戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で菅原辰徳騎手（19戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒルノカディスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月3日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で菅原辰徳騎手（20戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた36戦目は、がんばろう洋野（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で菅原辰徳騎手（21戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハッコーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月22日、中1週で迎えた37戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、明治記念館レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた38戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、南部せんべいレース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた39戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、気仙スギレース（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（22戦3勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。