ローシャムパーク（2019年生、母レネットグルーヴ）

ローシャムパーク（2019年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスの風景式庭園」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したレネットグルーヴが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の大阪杯(G1)で2着に入った他、2023年のオールカマー(G2)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月4日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったキャンデセントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジュンブロッサムを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のロジマンボに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月16日、中8週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のレッドランメルトに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月19日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月5日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のボーンディスウェイに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月19日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5月28日、中9週で迎えた8戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランディアを3/4馬身振り切って優勝

7月16日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルビーカサブランカに2馬身の差をつけて重賞ウィナーの仲間入りを果たした。

9月24日、中9週で迎えた10戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（5戦3勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイトルホルダーを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3連勝で2つ目の重賞タイトルを獲得した。

5歳（2024年）

3月31日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったベラジオオペラにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

6月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、G1の宝塚記念（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。