セイエイカネノー（1998年生、母スワロートツプ）

セイエイカネノー（1998年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワカオライデン（当時17歳）と交配したスワロートツプが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は宮崎敏。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦5勝2着8回。2001年の駿蹄賞(地方重賞)に勝利した他、2000年のライデンリーダー記念(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩崎幸紀厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2000年）

7月10日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月31日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオグリパピーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月10日、中0週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ミナミスズランに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクリープタイガーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモンスターカールを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、チェリーグルームにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のパワフルダンサーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2001年）

1月24日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったフジノテンビーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の節分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井薫人騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のホウシュウタイムをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

3月6日、中2週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月4日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカメリアイエローに2馬身の差をつけて優勝

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井薫人騎手（7戦4勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井薫人騎手（8戦4勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイエイツートップに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ブラウンライアンに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月19日、中8週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

4歳（2002年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般A（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月26日、中5週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた24戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般A（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた26戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A（高知ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネジュウベエから2馬身差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた27戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサヒミネルバから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般A（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2003年）

1月12日、中1週で迎えた32戦目は、川江光司騎手を鞍上に迎えて、南国市まほろばの酒銘酒『貫之』特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。