アルカサーバ（2010年生、母ウシュアイア）

アルカサーバ（2010年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペインのグラナダにある要塞」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時20歳）と交配したウシュアイアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方20戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般C1八。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月18日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月19日、中4週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた10戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコミュニティに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のボディアンドソウルに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月7日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったエノテカに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

10月14日、連闘で迎えた13戦目は、トーホウエンペラー賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のラプターリオレウスに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、映画の街もりおかレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、柳沢の湧水レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた17戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、スズキライトレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、花菜好き胡蝶蘭レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2014年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、絆をむすぶ。夢をつなぐ。（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた20戦目は、花の浮き橋レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、ジャスミンレース（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた23戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、おおむらさきレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、横手かまくらFM4周年レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月28日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は千田洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、シーキングベガに交わされて2馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、国民文化祭開催記念レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。