シーオブジャパン（1999年生、母アカトンボドリーム）

シーオブジャパン（1999年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「日本の海」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したアカトンボドリームが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方16戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2四。

経歴

デビュー前

11歳のとき、武牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、樫村牧場によって535.5万円で落札された。

出川龍一厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2002年）

8月29日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のエレノアフォンテンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

4歳（2003年）

4月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、一般C3六ウ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたフロディーアピール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムースタンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月5日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3一ウ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカサイランサーを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を獲得した。

7月2日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングフライトに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアサカレジーナに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

9月10日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、エンジェルデリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月7日、中4週で迎えた13戦目は、いわし雲特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石崎隆之騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2004年）

1月15日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で石崎隆之騎手（14戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブライアンズガールを豪快な末脚で半馬身差し切って6勝目を手中に収めた。

2月11日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で石崎隆之騎手（15戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。