ブライアンズガール（1999年生、母リキッドアイズ）

ブライアンズガール（1999年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時5歳）と交配したリキッドアイズが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パラダイス・ファーム。戦績は、地方40戦13勝2着12回。主な勝ち鞍は2006年の荒川特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

大久保福治厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

12月21日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディアレイラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセイショウプリンスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月5日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2003年）

1月21日、中6週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパスアウェイを強烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた8戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったフォッシフォンテンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3一ウ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセイワカシオペアをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

5月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したドラゴンスターにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったヤマノオーシャンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったノースハーバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリスポンスパンサーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2004年）

1月15日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、シーオブジャパンに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月25日、中9週で迎えた16戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3一イ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたノトキング決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月17日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったノースハーバーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中6週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月19日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月30日、中5週で迎えた22戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールチャンプに4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルファアラジンに1馬身の差をつけて優勝

7歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3七八九（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ショウナンカグラに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中4週で迎えた25戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、コスモアーミーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアナザーオリオンに9馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月6日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のワンダーロスに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

4月28日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシンクウラに4馬身の差をつけて優勝

6月2日、中4週で迎えた29戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレパントレに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月22日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2二三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡田大騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリノキンコに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月28日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（8戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルマツタケルに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、荒川特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルマツダンサーに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月15日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた33戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（10戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロワヴァンに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月6日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の小江戸特別（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた35戦目は、爽秋特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（12戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロイヤルラオウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（13戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた37戦目は、勤労感謝特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡田大騎手（14戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた38戦目は、一般B3三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡田大騎手（15戦9勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8歳（2007年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、一般B3五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎真騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた40戦目は、トワイライトドリーム賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。