ミレニアムカースル（2004年生、母ミレニアムポップ）

ミレニアムカースル（2004年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋城」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したミレニアムポップが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の立待岬特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大原詔宏によって2,467.5万円で落札された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は高橋智大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

2月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたアグネスターフ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリーアディションを鮮烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2008年）

4月6日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたデュアルプロセッサ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズノネイビーを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

6月21日、中6週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラフランキーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月29日、連闘で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったマヤノツルギに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリキアイダンディを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

9月20日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

5歳（2009年）

8月15日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

12月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はエネルマオーと並んで8着同着となった。

6歳（2010年）

1月24日、中4週で迎えた20戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。